茨城県つくばみらい市から来ました

プログラマーになるために生きています

デビルマン

デビルマン拝見。急にテレ朝が放映したので。

以下総てネタバレです。ネタバレしたところでこの映画の真髄は揺らぎませんけれども。
もう凄かった開始早々からどうしたらいいやら解らないレベルに凄かった。全編通してギャグとしか思えない内容のオンパレード。っていうかギャグ映画だろコレ。どうやら原作を知っている人のレビューが言うには重厚で残酷で救われないストーリーがあるらしいけれどちぃとも解らない。いや救われないストーリーの臭いはあったな、全部ギャグ要素で台無しだったので視聴後の感想は「ギャグ映画」であるけど。2chで実況してたせいかもしれないけど、結局なんで主人公が戦ってたのか解らなかった。なんだか解らないうちに主人公の少年がAMONになって「なんだか知らねぇけどちょー戦いてぇwwwパねぇwwww」と独白したシーンから話が転がった様に感じられなかった。途中で酒のツマミを作りに行った間になにか説明があったのだろうか、はたまたテレ朝が空気を完璧に読んでしまったために切られたのだろうか。
その他細々としたシーンでは楽しめる要素がたくさんあったのでメモ代わりに。

愛様

富永愛様と格闘するんだけれども、そのときのカメラの位置がなんだかおかしかった様に思われた。一言で表すならば2D格闘ゲームのカメラアングルであった。登場人物の2名の背景に描写されている(確か研究所のような施設だったと思う)装置のたぐいは格闘戦(?)を演じる2名の手前に一切配置されておらず、もしかしたら柱もカメラと登場人物の間になければいけなかったかもしれない。何しろ珍妙な画だった。
この戦闘の結果はうやむやのまま終了し、以降本編に愛様は登場しない。どうしたんだろう。なんか知ってそうなキャラクタのようだったけど。

ガンメン

なにやら主人公の学校の同級生だか知り合いだか、まぁとにかくそんな奴が悪魔に食われてしまいまして、レビューサイトを拝見した限りではこの食われてからの描写にもツッコミ満載なのですがそれには気づきませんでしたが、敵「ガンメン」の背中にそのクラスメイトさんが顔を突き出しているんです。そしてクラスメイトが言うんですよ「俺デーモンに食われちゃったよー」って。この後クラスメイトを食べた悪魔を倒そうというのは主人公の心理として大変納得がいくのですが、この悪魔を倒す際にわざわざクラスメイトの顔が生えている部位にパンチをお見舞いするんです。かわいそうじゃないですか、ガンメンさんの顔をぶん殴って倒せばいいのに。
あとこのガンメンさんは登場してからやられるまでよりも、やられてから息絶えるまでの台詞のほうが長かったように覚えています。

自治部隊

なぜかロゴが六芒星
自衛隊の治安出動く」らいのリアリティーがあっても良かったのでは。

警官

なぜか自動小銃を持っている警官。日本の警察はM16所持しないと思うのですが有事だから特別なんでしょうか。商店街で罪もなさそうな一般市民はモリモリ殺すのに主人公には発砲しませんでした。有事だから特別なんでしょうか。それとも太田功と泉野明のハイブリッドか。

夫婦

当作品中最大の笑いどころはここだと思います。
暴徒と化した自警団が主人公の親だかヒロインの親のところへなだれ込む直前に宇崎竜童さんとその嫁役の人がリビングの柱の裏に隠れて息を潜めるシーン。家の中は真っ暗、庭からのぞき込む様なマグライトの光がリビングへ数本差し込む中で嫁がどこから持ってきたかマッチを一本擦り、二人の顔の間に持ってきてマッチの明かりでお互いの表情がわかる様になったときに言うんですよ!「お父さん浮気したことある?」と。
てめぇ長い間連れ添ってきてついぞその仲が外敵によって引き裂かれようって時にそれか!しかもマッチの明かりすぐ消えてるし!マッチはキャンプとかで使う柄の長い奴だったしもうどう突っ込んで良いか解らない状態でした。

以上

総括としては鳥肌実を地上波で見られる数少ない機会だったと思う。
原作が面白そうなので是非読みたい。

その他

タイトルが秀逸->http://homepage.mac.com/azinori/NIGORICHA/n06.html